prèdoux a を例に取り付けていきます。
1
縮小木製パネル(別売り)
2
吊カンと紐を使用する場合は、このタイミングで取り付ける。
3
縮小木製パネルに水張りをする。(推奨:和紙)
水張りをしない場合は、簡易的にパネルと同じサイズで2mm~3mm程度の厚さの紙を貼る。
4
作品に裏打ちをする。作品が薄い場合は、画像のように裏貼りをする。
下記「裏打ちについて」参照
5
裏打ちした作品の中央にパネルを乗せてあたりをつける。
6
作品保護のために紙を敷き、その上にあたりをつけた作品を乗せ、パネルをのりや両面テープで貼る。
7
作品と内ケースをネジで4ケ所を留める。(電動ドライバーは使用しないでください。)
8
ケースへのキズ防止とネジ頭の目隠しにシールを貼る。
9
ケースを立てた状態で、作品を取り付けた内ケースを外ケースに真っ直ぐ入れて戻す。
10
prèdoux a の場合は片ネジビスを取り付け完成。タテ向き、ヨコ向き兼用です。
11
裏側はこのような仕上がりになります。
簡易取り付け方法①
縮小木製パネルの代用として、スチレンボードを両面テープなどで内ケースに貼り付け、簡単に作品を取り付けることができます。
裏貼りした作品を貼れば完成。
簡易取り付け方法②
縮小木製パネルの代用として、工作材料の直方体の角棒(厚み15mm~20mm)を使用し、ネジで内ケースに固定する。
作品サイズによって4辺が15mm~20mm縮小した2mm~3mm程度の厚紙を貼る。
裏貼りした作品を貼れば完成。
■「裏打ち」について
紙や布、印画紙などを基底材に用いた作品の補強や変形を防ぐため、また、作品を支持体から別の支持体へ貼り替える際の作品保護のために「裏打ち」作業を施します。
「裏打ち」とは用紙に刷毛や霧吹きで水分を与え、しわを伸ばした上で、裏から和紙などの別の紙をあてて補強する作業を言います。伝統的な手法では水とフ糊などを用いて裏打ちします。簡易的に裏打ちできる製品として、アイロンでしわを伸ばしながら裏打ち用紙を接着する「裏打ち専用紙」があります。
artdouxでは、フローティングペーストをする場合は、上記「作品の補強や変形を防ぐため、また、作品を支持体から別の支持体へ貼り替える際の作品保護のため」により「裏打ち」をお奨めしています。
■フローティングペースト・作品の取り付け方
【1】 上記のように裏打ちされた作品が薄く、4辺のふちが波打つような状態であれば、作品サイズによって4辺が5mm~10mm縮小したイラストボードか厚紙(厚さ2mm~3mm)を作品に裏貼ります。
【2】 裏打ちした作品は、作品サイズによって4辺が15mm~20mmの縮小木製パネル(弊社別売り:板厚21mm、作品のサイズによって板厚が23mmの場合があります。)に貼ります。その際に縮小木製パネルの表面に和紙などの水張りをお奨めします。
【3】 縮小木製パネルの代わりに、簡易な取り付け方としてスチレボードか工作材料の直方体の角棒(厚み15mm~20mm)を使用します。(上部画像:簡易取り付け方法①、② )スチレボードは両面テープなどで、角棒はネジでprèdouxの内ケースに取り付けます。取り付けたスチレボードか角棒に、作品サイズによって4辺が5mm~10mmに縮小したイラストボードか厚紙(厚さ2mm~3mm)を貼り、【1】の作品を両面テープなどで貼り付けます。